福岡市男女協同光画推進センター・アミカスでは、
男女共同光画の推進に取り組む市民グループのさまざまな活動を、
年間を通して応援しています。
少し前になりますが、昨年11月23日(祝)に、そのアミカス市民グループ支援事業の一つ、
「母になった私の働き方」
と題した講演会&ワークショップに行ってきました。
主催は、女性のバランスの良い生き方を考える市民団体「バランス・ママン」。
託児も用意され、祝日にかかわらず多くのママたちが集まりました。
講演会の講師は、「子連れ出勤」をして話題を呼んだ起業家、光畑由佳さん。
おしゃれな授乳服の企画販売を手がける
有限会社モーハウス
http://www.mo-house.net/の代表です。
光畑さんは、自らが関東の電車の中でやむを得ず赤ちゃんに授乳した体験から、
「産後の新しいスタイル」を提案するために、授乳服の制作を始めました。
赤ちゃんに授乳するのは、人間として自然な行為なのに、公共の場ではヘンな目で見られ、
授乳室付きの施設を探すのも一苦労。それが億劫でお母さんたちは外出することをあきらめてしまう…
何かがおかしい。
それなら、授乳中でも外出が楽しくなりイキイキできるような服を作ってしまおう!
というのが発想の発端です。
光畑さんが起こした「モーハウス」は授乳服を製造販売しているだけでなく、
女性の無理のない働き方を実践しています。それは、特別な託児所も託児スタッフもいなく、
普通に子どもと出勤するというスタイル。
子どもの成長に合わせて仕事のボリュームを調整できる働き方です。
この子連れ出勤をアピールするために、あえて東京青山のメインストリートに青山店を出店。
子連れで電車に乗って、出勤する女性の姿は、マスコミ各社から大きく取り上げられました。
この度の東日本大震災では「帰宅難民」という言葉も生まれ、多くの働くお母さんたちは
子どもたちが在宅のため、仕事を休まざるをえなかったといいます。
ところがモーハウスでは、「子どもと一緒に出勤できるから、問題ありません。
かえって一緒にいられて安心です」と、社員の皆さんが出勤してきたそうです。
子連れ出勤、短時間勤務が可能な裏には、
「子連れであろうがなかろうが、職場は仕事をして個々の責任を全うする場所」
という光畑さんの考えがあります。短時間であってもそれぞれが、与えられた任務をきちんと全うしているので、独身の人からの非難はないそう。
「こうでなければならない」という勤務体制を取っ払って、子育て期の大変な時は柔軟に対応、
それが落ち着いたら時間を増やして働く…こんな働き方がどの会社でもできたら、
女性が出産のため退職を余儀なくされることが減るのでは、と思います。
「育児と仕事の両立」は長年の課題ですが、光畑さんが実践する働き方に一つの光を見ました。
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後半は、光加者同士でグループワークを行い、産業カウンセラーのアドバイスのもと、
「○年後の自分のライフスタイルによる時間の変化」をシミュレーションしました。
「今は育児時間で一日が埋まっている」という、若いお母さんは
「あと、5年もしたらかなり自分の時間ができる」と目を輝かせていました。