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2007年04月30日

子育て応援団

宇美町子育てネットワーク・う~みん代表の川上さんをご存知の方、
いらっっしゃいますか?

「しあわせの輪」のここに人ありのコーナーでも紹介された、
笑顔の素敵な女性です。

先月、私が住んでいる市の市民活動講座の講師として見えたので、
川上さんに一目会いたくて参加しました。

子育てネットワークう~みんは、宇美町の子育て支援グループや
育児サークルなどの団体や個人で構成されています。
イベントや講座など様々な活動が行われています。

さらに素敵な施設が、宇美町の子育て支援センター {ゆうゆう} です。
 {ゆうゆう} は民家を改築して作られた施設ですが、
施設の計画段階から川上さん達、ネットワークの要望がしっかりと取り入れられた、
親子にとってとても居心地のいい空間です。

川上さんは九州からは遠い石川県の出身の方で、8年前にご主人の転勤で
宇美町へ来ました。3人のお子さんの子育てを通じて、自分達ができる支援として
サポートグループの活動を展開されています。

ちょうど行政からも望まれていた支援策であったことからも、行政と住民の協働、
というよい環境で施設作りへと進んできましたが、やはり、川上さんの人柄が
大きな力だったんだな、と感じました。

2007年06月22日

チョイサポ・・・ありがとう

高齢社会の現在、地域で助け合いがとても大切です。 

 昨年末、父(79歳)が網膜剥離の手術で入院しました。
母(75歳)と二人で暮らしております。母は頸椎疾患を抱えています。
このような老夫婦の家庭はめずらしくありません。両親の場合12歳になる愛犬がいます。
父の生きがいと言っても過言ではありません。

 入院の際、犬の散歩をどうやってクリアするかが最大の課題でした。
犬を預ければ老犬に多大のストレスを掛け、父にも不安の一因を負荷させることになります。
その上、犬が大きいために何度か急に引っ張られて骨折したこともあるので、
母一人で犬の散歩は無理でした。

 車で15分の所に住んでいる妹と週2日泊まり込みで福岡より私が実家に来て
この問題を解決するつもりでした。
ところが不運なことに、入院した次の日、妹が仕事場で足を骨折してしまいました。
私ひとりでは不可能なことでした。

 そこで社会福祉協議会に相談して、チョイサポートがあることを知りました。
朝から1時間の間に20分ほどの散歩とその後の犬及び犬小屋の手入れのお手伝いです。
散歩はチョイサポの人がリードを持ち、犬が不安がらないように母が付きそうものです。
有償ボランティアなのでこちらも気兼ねをせず、必要な日数お願いすることができました。

 何よりも父が毎日の愛犬の様子を母から聞くことで、病状を早く克服して家に帰りたいと
思うことが家族にとって嬉しいことでした。

 高齢者にとって生きがいがあるかないかは健康維持及び回復に大きな影響を与えます。
しかし家族で全てを賄うことは不可能です。高齢社会の我が国にとって、
お互いがお互いを助け合うボランティアが必要だと思います。

 ボランティアには有償と無償があることで、どんなに心強く安心できたことか、
気兼ねなく頼めることがどんなに大切か、私自身が体験したことでした。
感謝の一言です。

 半年たった今、父は座骨神経痛を発病しました。
急にトイレで痛みに襲われて母に支えてもらって立ち上がろうとしました。
そのため母は肋骨にひびが入ってしまいました。

現在チョイサポの方にまた犬の散歩をお願いしています。

 私はこういうボランティアがあることをたくさんの人に知ってほしいと思います。
特に高齢者は人のお世話になることを遠慮して我慢されます。
そのため大変辛い思いをされることもあると思います。

 その地域で自分でもできるボランティアに登録して、たとえ一人暮らしになっても
地域の皆さんの支えのもと、笑顔で暮らして生きたいと思いませんか。

 声掛け合って、助け合えたら、家族が離ればなれで暮らしていても
きっと元気暮らしていけると私は思いました。

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酒蔵    長崎M氏

2007年07月20日

聞こえないから情報を伝えてあげたい

しあわせの輪(取材レポート)

春日要約筆記の会「でんでんむし」

 講演会などで前面スクリーンに話の要約を文字で表すOHPを見たことがありませんか。
サングラスをかけて、数人で交代しながら書きます。会話は1分間に300字程度です。
それを聞きながら1分間に60字程度の早さで要約しながら書き綴るのです。

 また会員達自身で製作したホワイトボードの小さめノートサイズを使って、
学校や病院等さまざまな場所で個人的なお手伝いをします。
それをノートテイクといいます。

 ユニバーサル的考えで言えばあたりまえのこと・・・誰もが情報を同じように
受けて共有できる社会を実践的に行うための一つの方法だと思います。
このような要約筆記のボランティア活動をされておられる団体が
春日要約筆記の会「でんでんむし」です。

 聴覚障害者で手話が出来る人は15%だそうです。
なぜなら聴覚障害者は、高齢や事故のために中途で難聴になる方が多く、
その人達にとって手話でコミュニケーションを取り合うことはとても難しいことなのです。

 私は手話を学べば、聴覚障害者の方とのコミュニケーションは大丈夫だと、
自分自身に間違った認識があったことに気づきました。
「聞こえないから情報を伝えてあげたい」その思いが要約筆記の
活動の原動力です。相手に解る言葉を選んで要約しなければ意味を持ちません。

 「筆記要約とは情報保障活動であり、コミュニケーション支援活動なのです。」
と語られた会長の高久保 瑞子さん。これからの活動について聞いてみたところ、
「会員確保と専門性ボランティアとして技術向上に努めたい」とのことでした。

 そして「自分を必要とされるところで自分ができることをしたい」という言葉に、
私は会員の皆さんの温かさと強さを感じ、ボランティアの意義を改めて思い返すことが
できました。ありがとうございました。

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夏         長崎M氏

2007年10月30日

授産品 ときめきフェスタ2007

10月21日に福岡市役所広場で開催された「ときめきフェスタ2007」で、
私が購入した授産品です。

食べ物編

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2008年02月14日

総合学習

ある小学校の総合学習のアシストをしました。

題名は「ボランティアって何だろ?」。
校区内に商店街があり、空き店舗後にいくつかのNPOが
事務所を構えています。

そこに小学校四年生が学習にきました。
講師はNPO運営者。

子供達はボランティアの言葉の意味を辞書で調べたり、
どんなことがボランティアなのか皆で考え自分達が何をするのかを
書いて終了。

子ども達にとって短い時間でしたが、考える良い時間だったと思いました。
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2008年11月09日

地域の輪  コミュニティ活動

 
 秋も深まった11月ともなれば地域のコミュニティセンターや
公民館で文化活動の祭典が催されます。

 私達の地域でも11月9日(日)大野城市南コミュニティセンターで
第29回「まつり南風」が開催されました。それぞれの地域で
文化活動をしている人々の作品展や販売。また食進会、福祉部、
環境部等ボランティア活動している方々のイベントなど盛りたくさんの
催しものがありました。

そのひとつひとつが地域を活性させ、超少子高齢社会でお互い助け
合って、地域を住みやすい環境にしたいとの思いから頑張っている
人々です。

 午前中から家族連れ、友達同士、夫婦、小学生同士等、多くの
来場者で館内は賑やかな笑いや声援があちこちから聞こえ、活気
あふれていました。
 それぞれ団体のイベントには、お客さん達に自分達の地域活動に
興味を持ってもらおうと工夫しています。

 私が所属している青少年育成部では、安全安心のまちづくりを目指して、
パトロール巡回や防犯活動をしています。

 今回はペンシルバルーンや輪投げ、折り紙など子どもから高齢者の方々でも
楽しんで頂く催し物を準備する一方、地域マップに事件事故箇所や危険場所と
なりやすいところを記入して展示したり、振り込め詐欺やひったくりに注意して
もらおうとチラシ配布をしました。

 また血管年齢を測定するコーナーはいつも長蛇の列で、住民の皆さんが
健康に深く関心を持っていることが理解できました。

 私は福祉部のコーナーで、「高齢者疑似体験」に参加してみました。
将来の自分を今の自分のまま体験するのです。

これは現在の感覚・身体機能・筋力を器具により低下させ、動作を制限することで
疑似状態を作り出します。眼鏡を架けて視野を狭くして、金具をひざに、背曲げ用具を
つけた上、足首におもりをつけます。このような経験をすることで考えさせられることが
たくさんありました。

 私はこのような地域活動の祭典でなかなか出会えなかった人達が集い、見知らぬ同士が
語らい、協力しあい地域の輪が確実に広がっていくことを実感しました。そして誰もが
気軽に参加して楽しめるコミュティ活動の輪がどんなに大切ものか改めて感じました。


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散歩道      長崎M氏

2009年05月01日

ふくおか“きずなフェスティバル”

 前回と同様、2月22日(日)にクローバープラザで開催された
ふくおか“きずなフェスティバル”ボランティア活動分科会から
 「こんなに使っていいかしら 家庭にひそむ農薬」を取材しました。
その感想をお届けします。
講師は、天草在住の元大阪大学助教授の植村さんです。

 私は、食物の安全に関心が高く、できるだけ有機無農薬野菜や
無添加の食品を食べるなど、健康に気をつけているつもりでした。
ところが、

「えっ?無農薬野菜を食べているから安全安心と思っていたけれど、
農薬で汚染された空気を、毎日吸いこんでいるとは。農薬の入る割合は、
口からよりも空気から入る方が多い・・・」と、講師の元大阪大学大学院
助教授の植村先生の講演を聴いて不安に襲われました。

我が家でも、衣類防虫剤や蚊取り線香を使っていたからです。
家庭内で一体、いくつの農薬を使っているの?こんなに身近に農薬が
ひそんでおり、それが原因で健康被害や生殖機能に影響が現れるなんて怖い!
説明は、数字を根拠に表やグラフを用い一目瞭然で説得力があり、
わかりやすいものでした。

蚊帳を吊り、タンスは通気をよくし、手間をかけて薬剤に頼らない安全な
生活も心がけようと思いました。安全と引き換えに便利さを手に入れていることを
あらためて実感!

農薬による家庭内汚染の危険性を指摘するばかりでなく市民運動に関わり、
着実に成果を上げてきた植村先生の姿勢にも心動かされました。

2010年05月24日

ゴーイングホーム

当財団の特派員ライターとして、まだ一年に満たない新人ライターです。

5月22日(土)ウエル戸畑で開催された、
「平成22年度社会福祉ボランティア大学校 市民講演会」に行って来ました。


  “転換点に立つ地域福祉~ホームレス支援の立場から~”の演目で、
講師は、北九州市を拠点にホームレス支援に携わり、牧師でもある奥田 知志さん

昨年、NHKのプロフェッショナル・仕事の流儀に出演され、
また度々ニュースで取り上げられ、
すっかり有名になられた生の奥田さんのお話しはとても興味があり、
是非、聞いて見たいと思ったのです。

一言で福祉と言ってもかなり広範囲で、個人的なボランティアから、
NPO法人を立ち上げて、大がかりな活動をしている団体等、
沢山あることを財団のライターとして、
また以前、ボランティア大学校の講座を受講したときに知ることができました。

奥田さんは、認定NPO法人 北九州ホームレス支援機構(http://www.h3.dion.ne.jp/~ettou/npo/top.htm
の理事長をされています。


私はテレビの番組で、奥田さんの本来の姿が牧師さんということを知り
正直驚きました。
活動の様子をテレビで見ていて「いまどき、こんな奇特な人がいるんだね。
自分の生活はどうされてるんだろう…」
と、よく家族で話していたので・・・。

講演内容は目からウロコで、その話しに吸い込まれてしまいました。

北九州市には現在141名の、生活困窮者がいる由。

助けてと言えず(言わず)亡くなった青年の話しから、
「食べ物がなくて死ぬ」ことはあってはならない

近年、北九州市内の最低保障が受けられないホームレスの方達の中で、
25,6才~ 35,6才の若い世代の割合が増えているそうです。
北九州市での例をあげながら、周囲の見る目は「ホームレスになった人が悪い」という
考え方が主流であることや、当事者自信が「自己責任」
だという考えに結論づけている
という事実があるそうです。。

奥田さんは、中学校や高校からの講演依頼があると、イス取りゲームをさせるそうです。
人数より少ないイスで、溢れた人はその場から退出するのが普通だが、学校では
10人いれば、9個のイスを用意してゲームをさせる、違うのは退出なし。
ゲーム中一人立った生徒に「君は何で立っているんや、努力が足りんのと違うか」
となじりゲームを続行。次に立った生徒に「君は何でボーッと立ってるんや、
先っきの人はちゃんと座っとる、努力が足りんのと違うか!」となじる。

それを数回繰り返すと、段々に雰囲気が悪くなり「努力が足りんのと違う、イスが
足りんのや」と声が上がる。奥田さんはそんな声を聞いて、有効求人倍率の話しを
するのだそうです。

有効求人倍率●●パーセントだと職を求めている人の●●人が職にありつけない・・・・
という具体的に話しをし、ホームレスになった人達は働きたくても仕事がなく、
路上生活者になってしまった内容で話すと、生徒達は気づくのだそうです。

路上生活者に世間の目は冷たく、「仕事を選ぶからだ」「何でもする気があれば」
とか言っているが、住所もない・着る物はこれだけ・入浴もできない・食べ物もなし
携帯などもなし・これで就職の面接に行けるわけがない。
それなら、住居を提供しようと、奥田さんのご自宅に同居して
もらうことから始めたそうです。

会場からの質問・・・「知らない人を住まわせて不安はありませんか」
奥田さん   ・・・「あります」

自宅には10代のお嬢さんがいらっしゃるので、若者を連れてくるとき事前に
奥さんやお嬢さんに了解を得るそうです。

奔走して2001年5月に自立支援住宅開設にこぎ着けています。
牧師である奥田さんは、まさに天職を全うされている方だと感じました。

最後に、奥田さんの今後さらに取り組みたいことは、
  ・ きずなの制度化
  ・ 伴走的支援
と、考えていることを熱く語られていました。

帰りに支援機構の資金の一助としている本やCDの販売コーナーで、
私は、タイトル名「♪ゴーイングホーム♪」のCDを購入
今聞き覚えのあるこの音楽を聴きながら一筆しました。
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CD「♪ゴーイングホーム♪」のジャケット

■認定NPO法人北九州ホームレス支援機構
http://www.h3.dion.ne.jp/~ettou/npo/top.htm

2010年05月30日

思わず涙が滲みました

取材をしていると思わず感動して思わず涙が滲むことがあります。

今回の私の担当は「しあわせの輪」夏号「ここに人あり」コーナーの写真でした。

高齢者の施設等でお化粧ボランティア「ジネスボランティア」と介護支援や
子育て支援の「特定非営利活動法人ジネス」の代表岡三恵子さんです。

たくさんの活動写真を見せていただきました。

熊本市にある尚絅(しょうけい)短期大学総合生活学科の協力を得て、
前原市の健康福祉センターあごらで、ファッションショー「輝いているあなたは美しい!!
高齢者・障害者・学生の協働ファションセラピー」を開催した時のものです。

その中に純白のウエディングドレスを着て、ブーケを持った若い障害のある
女性の姿がありました。
「このドレスはどうされたのですか?」
「私ってサービス精神旺盛なんですよ」とニコッと笑う岡さん

岡さんは、そのウエディングドレスを求めて奮闘しました。
ちょうどデパートで貸衣装セールがあったそうです。
予算が足りないので、何度も何度も価格の交渉をお願いします。
やっと手に入れたそのドレス、胸に大きなシミがあったそうです。
頑張ってシミ抜きし、きれいに仕上げました。
ブーケも手作りだそうです。

こういう話を聞くと胸一杯になり思わずポロっと涙が滲みます。
今回の取材を受けている岡さんの写真は、涙で滲んで上手くとれているかしら?
ちょっと不安です。

2010年05月31日

畜産農家への支援と、ツイッター

家畜伝染病「口蹄疫(こうていえき)」が宮崎県内で発生し、
連日、大きなニュースとなっています。

感染・家畜処分などの直接的な被害はもちろんのこと、
感染予防のための大変な努力に費やす人的・金銭的損害、
風評被害など、その被害の規模の大きさは想像もつきません。

そんな宮崎の畜産農家の方々を支援する動きが
ここ福岡県でも活発に行われています。

募金箱が街のあちこちに設置されました。
福岡県庁を始めとした役所にも置かれていますね。
「宮崎応援!」と銘打った宮崎産の商品の売り出しも行われています。
消毒に必要な物資が不足したときには、それを送る運動も行われました。


ところで、これらの支援の動きの中で、ひとつ心配に思うことがありました。
それはtwitter(ツイッター)の使い方です。


ツイッターとは(私の拙い理解の範囲で言うなら)
「簡単に見たり、書き込んだりできる、インターネット上のページ」です。
最近急速に広まって、テレビドラマにも出てくるようになりました。

ツイッターの特徴の一つは、情報伝達スピードの早さです。
広めたいときの操作が簡単なことと、携帯電話などで利用しやすいことが
理由かと思います。

今回は「寄付はここ」「不足物資の送り先はここ」など、
たくさんの情報があっという間に広まりました。

私が心配に思ったのは、送り先の住所がそのまま書かれているものを
多く見かけたことです。
今回はトラブルは起こっていないようですが、
例えば後日に「物資はもう充分集まりました」と書き込んでも、
それが同じように広がるとは限らないのですから、
情報発信は、特に字数制限のあるツイッターでは、
その特性を充分に活かすために、利用方法に注意する必要があると
感じました。


災害はもう何も起こってほしくありません。
今回の被害も一刻も早く終息してほしいと願っています。
ただ、将来の万が一の災害に備えて、今回の体験はひとつの糧と
なったのではないかと思います。

2010年06月23日

スペインから見た日本って?

「しあわせの輪」では、毎号「世界のふくし事情」と題し、
福岡在住の外国人の方々を取材し、さまざまな国の福祉などにまつわる話を
掲載しています。

「えっ?外国語で取材?」
私も最初はそう思いましたが、「日本語で」です。
皆さま、たいてい日本語がお上手なんです!

今回、私が取材したスペイン人のアレさんの日本語力には舌を巻きました。
「スペインは都市でも人口はそんなに多くなく、外食産業も盛んではないので
日本のような“市場”はありません」
とアレさん。

マーケットじゃなく“シジョウ”と確かに言われました。
こんな難しい言葉がスペインの方の口から出るとは!!参りました。

さて、お話を聞くうちに、日本の教育の問題点が見えてきました。
アレさんは、中学生のときアニメ「ドラゴンボール」にはまって以来の日本通。
ずっと日本に住みたいと思っておられたそう。
日本のいい点、悪い点をよく分かっておられます。

例えば「エコロジー」について。
日本では「エコバッグを持とう」「ノーネクタイにしよう」など
枝葉の言葉ばかりが先行されています。

「エコロジーの考えがなぜ必要か、といった根本的な問題を
もっと教えるべき。日本では細かい『枝葉』ばかり教えすぎています。
そして、その『枝葉』は時代によってコロコロ変わるから、
人々は混乱します。スペインでは幹の部分にもっと時間をかけて教えます」・・・と。
アレさんは、木の幹と枝葉のような絵を書きながら、説明してくださいました。
これは、何もエコロジーに限ったことではありません。

鋭い指摘でした。

他国の人から言われてこそ、気づくこともあります。
「う~ん」とうなずいてしまいました。

「日本人が思いやりがないとは思わないけれど、
福岡の車や自転車の運転マナーの悪さは思いやりが足りないと
思います」と、福岡市に住んで4年のアレさん。
他府県から来た私も同感です。

日本が、日本人が大好きだからこそ、
気づいてほしいというアレさんの親心が垣間見られます。

ふと気づくと、アレさんのお話にはどのお話にも
「自分の考えはコレ」という、揺らがぬ「根幹」があるように思いました。
幹を教える、スペインの教育の賜物かもしれません。

国を超えて話が盛り上がり、
とても幸せな気持ちになって取材を終えました。
記事は、「しあわせの輪」(夏号)に掲載されますので、
ぜひ読んでください。

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