先日、北九州市小倉北区の聖ヨハネ病院を訪問しました。
聖ヨハネ病院は、全国でも数少ない独立型のホスピスです。
ここでセラピー犬として働いているドナルドくん(4歳)に会ってきました。
ドナルドくんは「ドナ」の愛称で呼ばれ、病院一の人気者として活躍しています。
4年前、ある患者さんの「犬が飼いたい」という一言がきっかけとなり、
病院のスタッフ全員で検討した結果「患者さんが喜んでくれるなら飼おう」
ということになったそうです。
盲導犬としても活躍しているラブラドル種の子犬を探し、スタッフが
当時4か月のドナくんを見つけたとのこと。
その後、数カ月の訓練を受けて正式にセラピー犬として認定されました。
“癒し”を担当しているドナくんは、代替医療部の主要スタッフという立場。
「ドナは欠かせないスタッフの一員」と、院長先生からも信頼されています。
アニマルセラピーは知っていましたが、セラピー犬に会ったのは私も初めて。
ドナくんは穏やかで人懐っこく、本当に存在そのものが安らぎでした。
普段はロビーで寝そべったり、病院の中を自由に動き回り、お呼びがかかれば
傍に寄り添います。
患者さんだけでなく、ご家族の方や他のスタッフの癒しにもなっています。
ドナくんが来てから、みんなの笑顔が増えたそうです。
「ホスピスは死ぬための施設ではなく、生きるための場所である」とよく言われます。
聖ヨハネ病院では「花の会」という遺族会があり、病院で亡くなった方のご家族を癒し、
病院運営に対して意見をいただくために集会などの活動をしています。
患者さんだけでなく家族の方に対するフォローもしっかり行い、関わる全ての人を
大切にする姿勢を感じました。
「人と人のふれあいを考えた医療」と掲げる経営理念の通り、その人らしく
生きていくことを心からサポートしてくれるホスピスだと思います。
聖ヨハネ病院HP
http://www2.ocn.ne.jp/~stjohncl/