長い夏休みも終り、いよいよ2学期が始まります。
今年も暑く、慌ただしい夏休みでした。
夏休み前に取材で小郡市を訪ねました。
小郡市を通過することはあっても、立ち寄ることがなかった私ですが、
鳥栖ICを降りて目的地の小郡市総合福祉センターへ向かう道で、
七夕神社や天の川大橋を眼にしました。
筑後地方には有明海を通って中国から七夕伝説が早い時期に伝えられたらしく、
小郡市に根付いているようです。
なんだかロマンチックな気持ちで目的地に向かったのでした。
取材でお会いしたのは、『小郡地区「障害」児(者)教育を考える会』の代表、原さんです。
会が発足したのは20年以上も前で、長い歴史をもった団体です。
発足当時、障害を持った子供達が地域の学校に通学するということは
難しい状況にありました。
保護者と教職員が、地域での「障害」児(者)の問題を一緒に考えて、
解決を図っていこうと活動が始まります。
「共に生き、共に学ぶ」ということを現実にしたいという願いがありました。
排除されたり隔離した教育では、安心して暮らせないのです。
学習会を開き、障害児教育についての全国的取り組みを勉強したり、
また一般市民向けに障害児教育講演会を開催するなど、周囲の人達の意識に
働きかける活動が続けられています。
交流会では、焼きそば会や畑作り(芋植え)、キャンプ、バスハイク、もちつき会、
ボウリングと、楽しい活動が続いています。キャンプなどの活動に幼い頃から
参加していた、ボランティアの方々の子供達や障害を持った子供達の兄弟児も、
すでに大きくなり共に成長し、活動を支える担い手に育ってきています。
また、バザーの出店は収益を上げる場であると共に、障害を持った子供達も
店番をすることなどで、会の活動や子供達を知ってもらえる場となります。
会の大きな力になっているのが、障害児(者)の保護者とボランティアの、
会員同士の結びつきです。
そして会員からさらに周りの人達への働きかけが、社会を変えていく力と
なっていきます。
会の今後のテーマは『つどいの家』の実現です。
困ったことがあってもそこに行けば誰かがいてくれる、成長していく子供達の
将来に向けてのよりどころになるような場ができますよう、私も願っています。
誰もが住みやすい社会を実現するために、「共に生き、共に学ぶ」という
思いをつなげていきたいと思います。