高齢社会の現在、地域で助け合いがとても大切です。
昨年末、父(79歳)が網膜剥離の手術で入院しました。
母(75歳)と二人で暮らしております。母は頸椎疾患を抱えています。
このような老夫婦の家庭はめずらしくありません。両親の場合12歳になる愛犬がいます。
父の生きがいと言っても過言ではありません。
入院の際、犬の散歩をどうやってクリアするかが最大の課題でした。
犬を預ければ老犬に多大のストレスを掛け、父にも不安の一因を負荷させることになります。
その上、犬が大きいために何度か急に引っ張られて骨折したこともあるので、
母一人で犬の散歩は無理でした。
車で15分の所に住んでいる妹と週2日泊まり込みで福岡より私が実家に来て
この問題を解決するつもりでした。
ところが不運なことに、入院した次の日、妹が仕事場で足を骨折してしまいました。
私ひとりでは不可能なことでした。
そこで社会福祉協議会に相談して、チョイサポートがあることを知りました。
朝から1時間の間に20分ほどの散歩とその後の犬及び犬小屋の手入れのお手伝いです。
散歩はチョイサポの人がリードを持ち、犬が不安がらないように母が付きそうものです。
有償ボランティアなのでこちらも気兼ねをせず、必要な日数お願いすることができました。
何よりも父が毎日の愛犬の様子を母から聞くことで、病状を早く克服して家に帰りたいと
思うことが家族にとって嬉しいことでした。
高齢者にとって生きがいがあるかないかは健康維持及び回復に大きな影響を与えます。
しかし家族で全てを賄うことは不可能です。高齢社会の我が国にとって、
お互いがお互いを助け合うボランティアが必要だと思います。
ボランティアには有償と無償があることで、どんなに心強く安心できたことか、
気兼ねなく頼めることがどんなに大切か、私自身が体験したことでした。
感謝の一言です。
半年たった今、父は座骨神経痛を発病しました。
急にトイレで痛みに襲われて母に支えてもらって立ち上がろうとしました。
そのため母は肋骨にひびが入ってしまいました。
現在チョイサポの方にまた犬の散歩をお願いしています。
私はこういうボランティアがあることをたくさんの人に知ってほしいと思います。
特に高齢者は人のお世話になることを遠慮して我慢されます。
そのため大変辛い思いをされることもあると思います。
その地域で自分でもできるボランティアに登録して、たとえ一人暮らしになっても
地域の皆さんの支えのもと、笑顔で暮らして生きたいと思いませんか。
声掛け合って、助け合えたら、家族が離ればなれで暮らしていても
きっと元気暮らしていけると私は思いました。
酒蔵 長崎M氏