2010年06月23日

スペインから見た日本って?

「しあわせの輪」では、毎号「世界のふくし事情」と題し、
福岡在住の外国人の方々を取材し、さまざまな国の福祉などにまつわる話を
掲載しています。

「えっ?外国語で取材?」
私も最初はそう思いましたが、「日本語で」です。
皆さま、たいてい日本語がお上手なんです!

今回、私が取材したスペイン人のアレさんの日本語力には舌を巻きました。
「スペインは都市でも人口はそんなに多くなく、外食産業も盛んではないので
日本のような“市場”はありません」
とアレさん。

マーケットじゃなく“シジョウ”と確かに言われました。
こんな難しい言葉がスペインの方の口から出るとは!!参りました。

さて、お話を聞くうちに、日本の教育の問題点が見えてきました。
アレさんは、中学生のときアニメ「ドラゴンボール」にはまって以来の日本通。
ずっと日本に住みたいと思っておられたそう。
日本のいい点、悪い点をよく分かっておられます。

例えば「エコロジー」について。
日本では「エコバッグを持とう」「ノーネクタイにしよう」など
枝葉の言葉ばかりが先行されています。

「エコロジーの考えがなぜ必要か、といった根本的な問題を
もっと教えるべき。日本では細かい『枝葉』ばかり教えすぎています。
そして、その『枝葉』は時代によってコロコロ変わるから、
人々は混乱します。スペインでは幹の部分にもっと時間をかけて教えます」・・・と。
アレさんは、木の幹と枝葉のような絵を書きながら、説明してくださいました。
これは、何もエコロジーに限ったことではありません。

鋭い指摘でした。

他国の人から言われてこそ、気づくこともあります。
「う~ん」とうなずいてしまいました。

「日本人が思いやりがないとは思わないけれど、
福岡の車や自転車の運転マナーの悪さは思いやりが足りないと
思います」と、福岡市に住んで4年のアレさん。
他府県から来た私も同感です。

日本が、日本人が大好きだからこそ、
気づいてほしいというアレさんの親心が垣間見られます。

ふと気づくと、アレさんのお話にはどのお話にも
「自分の考えはコレ」という、揺らがぬ「根幹」があるように思いました。
幹を教える、スペインの教育の賜物かもしれません。

国を超えて話が盛り上がり、
とても幸せな気持ちになって取材を終えました。
記事は、「しあわせの輪」(夏号)に掲載されますので、
ぜひ読んでください。

2010年06月14日

お久しぶりです。協働事業始まる

去年 「子どもの自立サポートネット」を立ち上げ 早1年半。

「子どもの活動をする度親の問題が大きい」と、実感。
「今年も、もっと家庭教育学級にチカラを入れよう」と思った矢先、
協働事業の話が持ち上がった。

福岡市は早くも取り入れ、引きこもりや不登校の子どもの支援で
成果を出している。

北九州市も、「行政の手の届かないサービスを民間でやろう」と募集した。
16団体の中からなんとか拾われたのだが、資料などの訂正が度々あり、
正直それだけで閉口状態。最初から疲れてしまった。

私達の提案はズバリ!「ニート、フリーター対策の『13歳のハローワーク』。
職業体験である。

ただの仕事体験でなく中学校が出来ない「内観の時間」を大幅に入れ、
子ども達に自分が大人になった時のことを思い浮かべながら、
仕事や会社や社会のしくみを体感してもらうものである。

夏休みにすることになったのだが、学童の体験活動も夏休みにやるので
どうなることやら???やるしかないので頑張ります。

ではまた投稿します。

2010年05月31日

畜産農家への支援と、ツイッター

家畜伝染病「口蹄疫(こうていえき)」が宮崎県内で発生し、
連日、大きなニュースとなっています。

感染・家畜処分などの直接的な被害はもちろんのこと、
感染予防のための大変な努力に費やす人的・金銭的損害、
風評被害など、その被害の規模の大きさは想像もつきません。

そんな宮崎の畜産農家の方々を支援する動きが
ここ福岡県でも活発に行われています。

募金箱が街のあちこちに設置されました。
福岡県庁を始めとした役所にも置かれていますね。
「宮崎応援!」と銘打った宮崎産の商品の売り出しも行われています。
消毒に必要な物資が不足したときには、それを送る運動も行われました。


ところで、これらの支援の動きの中で、ひとつ心配に思うことがありました。
それはtwitter(ツイッター)の使い方です。


ツイッターとは(私の拙い理解の範囲で言うなら)
「簡単に見たり、書き込んだりできる、インターネット上のページ」です。
最近急速に広まって、テレビドラマにも出てくるようになりました。

ツイッターの特徴の一つは、情報伝達スピードの早さです。
広めたいときの操作が簡単なことと、携帯電話などで利用しやすいことが
理由かと思います。

今回は「寄付はここ」「不足物資の送り先はここ」など、
たくさんの情報があっという間に広まりました。

私が心配に思ったのは、送り先の住所がそのまま書かれているものを
多く見かけたことです。
今回はトラブルは起こっていないようですが、
例えば後日に「物資はもう充分集まりました」と書き込んでも、
それが同じように広がるとは限らないのですから、
情報発信は、特に字数制限のあるツイッターでは、
その特性を充分に活かすために、利用方法に注意する必要があると
感じました。


災害はもう何も起こってほしくありません。
今回の被害も一刻も早く終息してほしいと願っています。
ただ、将来の万が一の災害に備えて、今回の体験はひとつの糧と
なったのではないかと思います。

2010年05月30日

思わず涙が滲みました

取材をしていると思わず感動して思わず涙が滲むことがあります。

今回の私の担当は「しあわせの輪」夏号「ここに人あり」コーナーの写真でした。

高齢者の施設等でお化粧ボランティア「ジネスボランティア」と介護支援や
子育て支援の「特定非営利活動法人ジネス」の代表岡三恵子さんです。

たくさんの活動写真を見せていただきました。

熊本市にある尚絅(しょうけい)短期大学総合生活学科の協力を得て、
前原市の健康福祉センターあごらで、ファッションショー「輝いているあなたは美しい!!
高齢者・障害者・学生の協働ファションセラピー」を開催した時のものです。

その中に純白のウエディングドレスを着て、ブーケを持った若い障害のある
女性の姿がありました。
「このドレスはどうされたのですか?」
「私ってサービス精神旺盛なんですよ」とニコッと笑う岡さん

岡さんは、そのウエディングドレスを求めて奮闘しました。
ちょうどデパートで貸衣装セールがあったそうです。
予算が足りないので、何度も何度も価格の交渉をお願いします。
やっと手に入れたそのドレス、胸に大きなシミがあったそうです。
頑張ってシミ抜きし、きれいに仕上げました。
ブーケも手作りだそうです。

こういう話を聞くと胸一杯になり思わずポロっと涙が滲みます。
今回の取材を受けている岡さんの写真は、涙で滲んで上手くとれているかしら?
ちょっと不安です。

2010年05月24日

ゴーイングホーム

当財団の特派員ライターとして、まだ一年に満たない新人ライターです。

5月22日(土)ウエル戸畑で開催された、
「平成22年度社会福祉ボランティア大学校 市民講演会」に行って来ました。


  “転換点に立つ地域福祉~ホームレス支援の立場から~”の演目で、
講師は、北九州市を拠点にホームレス支援に携わり、牧師でもある奥田 知志さん

昨年、NHKのプロフェッショナル・仕事の流儀に出演され、
また度々ニュースで取り上げられ、
すっかり有名になられた生の奥田さんのお話しはとても興味があり、
是非、聞いて見たいと思ったのです。

一言で福祉と言ってもかなり広範囲で、個人的なボランティアから、
NPO法人を立ち上げて、大がかりな活動をしている団体等、
沢山あることを財団のライターとして、
また以前、ボランティア大学校の講座を受講したときに知ることができました。

奥田さんは、認定NPO法人 北九州ホームレス支援機構(http://www.h3.dion.ne.jp/~ettou/npo/top.htm
の理事長をされています。


私はテレビの番組で、奥田さんの本来の姿が牧師さんということを知り
正直驚きました。
活動の様子をテレビで見ていて「いまどき、こんな奇特な人がいるんだね。
自分の生活はどうされてるんだろう…」
と、よく家族で話していたので・・・。

講演内容は目からウロコで、その話しに吸い込まれてしまいました。

北九州市には現在141名の、生活困窮者がいる由。

助けてと言えず(言わず)亡くなった青年の話しから、
「食べ物がなくて死ぬ」ことはあってはならない

近年、北九州市内の最低保障が受けられないホームレスの方達の中で、
25,6才~ 35,6才の若い世代の割合が増えているそうです。
北九州市での例をあげながら、周囲の見る目は「ホームレスになった人が悪い」という
考え方が主流であることや、当事者自信が「自己責任」
だという考えに結論づけている
という事実があるそうです。。

奥田さんは、中学校や高校からの講演依頼があると、イス取りゲームをさせるそうです。
人数より少ないイスで、溢れた人はその場から退出するのが普通だが、学校では
10人いれば、9個のイスを用意してゲームをさせる、違うのは退出なし。
ゲーム中一人立った生徒に「君は何で立っているんや、努力が足りんのと違うか」
となじりゲームを続行。次に立った生徒に「君は何でボーッと立ってるんや、
先っきの人はちゃんと座っとる、努力が足りんのと違うか!」となじる。

それを数回繰り返すと、段々に雰囲気が悪くなり「努力が足りんのと違う、イスが
足りんのや」と声が上がる。奥田さんはそんな声を聞いて、有効求人倍率の話しを
するのだそうです。

有効求人倍率●●パーセントだと職を求めている人の●●人が職にありつけない・・・・
という具体的に話しをし、ホームレスになった人達は働きたくても仕事がなく、
路上生活者になってしまった内容で話すと、生徒達は気づくのだそうです。

路上生活者に世間の目は冷たく、「仕事を選ぶからだ」「何でもする気があれば」
とか言っているが、住所もない・着る物はこれだけ・入浴もできない・食べ物もなし
携帯などもなし・これで就職の面接に行けるわけがない。
それなら、住居を提供しようと、奥田さんのご自宅に同居して
もらうことから始めたそうです。

会場からの質問・・・「知らない人を住まわせて不安はありませんか」
奥田さん   ・・・「あります」

自宅には10代のお嬢さんがいらっしゃるので、若者を連れてくるとき事前に
奥さんやお嬢さんに了解を得るそうです。

奔走して2001年5月に自立支援住宅開設にこぎ着けています。
牧師である奥田さんは、まさに天職を全うされている方だと感じました。

最後に、奥田さんの今後さらに取り組みたいことは、
  ・ きずなの制度化
  ・ 伴走的支援
と、考えていることを熱く語られていました。

帰りに支援機構の資金の一助としている本やCDの販売コーナーで、
私は、タイトル名「♪ゴーイングホーム♪」のCDを購入
今聞き覚えのあるこの音楽を聴きながら一筆しました。
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CD「♪ゴーイングホーム♪」のジャケット

■認定NPO法人北九州ホームレス支援機構
http://www.h3.dion.ne.jp/~ettou/npo/top.htm

2010年02月18日

街角ボランティア

私は、駅に向かって歩いていました。
白い杖をついた中年の女性が、横断歩道の手前で、
信号が変わるのを待っているのを見かけました。
車の往来の多い道路でした。

「安全に渡れるだろうか?」と気になりながら、
一緒に渡ろうと道を急いでいました。

その時に、自転車に乗ったおじいさんが、通りかかり
「赤ですよ」とその女性に声をかけました。
自転車から降りたおじいさんは「青になりましたよ」
と声をかけて女性と一緒に渡っていました。

気になって見ていると横断歩道を渡った後も、
自転車から降りたまましばらく一緒に連れ添うように歩いていました。
気持ちもぴったり寄り添っているようでした。

とても清々しい光景でした。
見かけた私も優しい気持ちになりました。

そのおじいさんの行動は、身構えず、自然でした。

街の中で困っている人を見かけて声をかけたり行動できるって、
いいですね。とても素敵なことです。
簡単なようでなかなかできないです。

その白い杖の女性は、一人で横断歩道を渡ることが
できたとしても声をかけられてきっと嬉しかったと思います。

電車の中でも席を自然にゆずり合う光景をよく見かけるようになりました。
声をかける時って、なんだか意識してドキドキドキドキするばかりの時も
ありますが、相手が自然に受け入れてくれると、嬉しくなり
またしようという気持ちになります。

自然の助け合いの行動ができる社会になりつつあるような気がします。
弱者に優しい社会になってほしいものです。
おじいさんの街角ボランティアを見てそう思いました。

2010年01月31日

くろちゃんの合鴨玄米

寒中お見舞い申し上げます。

一年で一番寒いこの時期です。みなさん、お元気でお過ごしですか?
梅のつぼみも次々と咲き始め、「梅一輪 一輪ほどの暖かさ」です。
待ちわびた春は、すぐそこまでですね。

しあわせの輪冬号に掲載の久留米市のグループDさんから
くろちゃんが作った合鴨玄米をいただきました。

くろちゃんとは、グループD代表の羽江さんの小学校の元教え子。
くろちゃんが、丹精込めて作った合鴨玄米は、とっても美味しかったです。
合鴨米は、田の雑草駆除に農薬を使わずに田に放した合鴨達に食べさせます。
健康にいいのが嬉しいです。
クロちゃんのお米を通してクロちゃんやグループD代表の羽江さんの愛情と心を感じました。


大納言小豆を混ぜて玄米赤飯を炊きました。
玄米はモチッとした粘りで美味しくいただきました。

玄米3カップ+小豆2/1カップを一晩水につけます。
朝、炊飯器の玄米メニューで炊きました。
炊きあがったご飯にゴマ塩を振りました。

小豆は、一晩水につけると、下茹でする必要はありません。
水につける時間が短いと炊きあがりは豆も柔らかいのですが、冷めると豆が硬くなります。

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2009年12月16日

谷口花いっぱい運動クラブ2

前回に続き、那珂川町谷口区の谷口花いっぱい運動クラブについて
会員さんにお聞きしました。

谷口花いっぱい運動は、H.17年以前は、那珂川町から年3回花苗が
配布されていましたが、株数も少なく、活動は活発ではありませんでした。

H.17年に、町役場に働きかけ谷口区内のスーパーサニー那珂川店前のイチョウ
通りの歩道
が整備されたのをきっかけに、イチョウの根元部分を利用した花壇を
27か所作りました。リンガーハット向かいの那珂川の河川敷も利用し
花壇を作りました。

イチョウ通りをメインとした花壇全体に、年3回、1回につき、1か所10数株の花苗
植え付けや肥料、腐葉土、石灰を入れた土づくり、水やり、除草、補植など、年間を
通して花壇の手入れをしています。

数名で発足した谷口花いっぱい運動クラブですが、現在会員は17名で、毎月
第一日曜日の8時~10時に活動しています。

町と区から花苗等の購入費として助成金をいただいています。
みなさん元気に自主的に水やり、除草を頑張っています。

肥料となる牛糞や花苗の提供など区民のみなさんの援助に支えられています。

花いっぱい運動に興味を持って、たくさんの方に活動に参加していただきたいです。
イチョウ通りがきれいになることで、まちづくりに貢献できれば嬉しいです。
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2009年11月30日

「谷口花いっぱい運動クラブ」(那珂川町谷口区)

那珂川町のいちょう通り(スーパーサニー那珂川店前歩道)の花壇は、
「谷口花いっぱい運動クラブ」のメンバーさんのボランティア活動で支えられています。


四季折々の草花が、街行く人の目を楽しませてくれています。
メンバーさんは、一年を通し、季節ごとの花苗植え、除草、水やりなどの
手入れを行い、花を絶やさないようにしています。

定期的な活動として、4か月に1回の花植え、植え替えを行い、
月1回、花いっぱい運動として、花植え、除草を行っています。
定期的な活動以外にも、適宜の補植や暑い夏の毎日の水やりなど、
自主的に行っています。

写真を撮りに行った日にも、たくさんのいちょうの落ち葉を清掃していました。
みなさんから「お花がきれいですね」と声をかけられるのが、励みになって
いるそうです。花を見て、腹を立てる人は、いないですよね?
「お花のきれいな街は街のイメージアップにもつながるし、非行防止の役に
立っているのでは?」と、花壇の写真を撮りながら思いました。

次回に、花いっぱい運動クラブが発足したきっかけや活動(水やりや堆肥や
花苗の育成)を具体的に詳しく書きます。

写真は、2009年、11月27日に撮影した花壇の様子です。

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2009年11月28日

夢の第一歩へ

11月28日、福岡市女性センターアミカスで開催された
「SHOES CLOSET PASSO」の代表吉田 恵さんの
講演会に行ってきました。

吉田さんは、福岡市内の短期大学を卒業後、事務の仕事をされていましたが、
ある日交通事故にあったことがきっかけで、長い入院生活を送ることになります。

そのようなつらい境遇の中で、ご自分の夢、将来のことを考えるようになりました。
そして、骨髄炎の再発と合併症で5回入院生活を送り、手術も9回されたとのことです。

そんなある日、吉田さんは知り合いのオーストラリアの家族から、「ドーセット」という
イギリスの義足を製作している会社のパンフレットをもらい、それがきっかけで
靴屋を開店することを目標にされるようになりました。

また、2002年には福岡県のNPO職員に応募され、NPO団体で経理を
担当されていました。

その時、無償で生き生きと活動する周囲のボランテイアスタッフの姿に
共感し、ご自身も社会の役に立ちたい…と感じたそうです。

そして、2008年には「SHOES CLOSET PASSO」をオープンされ
現在に至っています。

いつも、外反母趾など足の悩みを持つ女性達のために、その人にあった
靴を見つけ、お客さんが笑顔で帰っていかれる姿が、吉田さんの
励みになっているようです。